山城カメラマンの百景日記

「農溝の滝」今回の事務所の写真です。
ここからは、山城カメラマンのコメントです。
3月 濃溝の滝
昨年、11月のリベンジをと好機を探っていました。
天候も良さそうでしたので早朝飛び出しました。
途中の山中の房総スカイラインは霧が発生していて
10m先しか見えない状態でした。
滝の傍の駐車場には真っ暗の中すでに、先着10台が・・
1番のつもりだったので、ガックリ。
30分休んで、暗闇の中LEDライトの光で滝を撮影できる場所まで
ふらつく足を踏ん張りながら降りていくと、すでに先着が5~6名。
絶好の撮影ポジションを確保されてしまっていた。
(写真右側)私は写真中ほどにセットした。
バスツアー等で大勢のお客が押し寄せるので、安全確保の為トラローブで
規制した為、撮影範囲が狭くなってしまっていた。
(写真家たちは、皆ブーブー言っていた)
7時10分から洞窟に光が入りだし、25分には斜光が弱くなってきた。

5時頃から洞窟の状態を観測、明け方にかけ外気温が徐々に下がり始めると
滝の水流から露が発生。洞窟の内壁に沿って立ち込めだした。
露が出たり、消えたりを繰り返し2時間以上時間が経過。
6時半~7時頃外気温が最低になったと感じられた。
水辺の為手足が痛いほど冷たかった。
7時15分、やっと太陽光が入りだしたが、水温と外気温との差が
少ない為、期待していた完全なハート型にはお目にかかれなかった。
(当日の最低気温5度)

ハート型になる条件は?
・朝日の昇る角度と時期 3月と9月
・滝に流れる水温と、外気温との温度差が大きい方がベター(露の発生が多くなる)
・流れる水量が今回少なかった
・撮影角度(今回はセンター位置、右サイドがベター)
・風が無いこと

山城カメラマンの日記を読んで、撮影の苦労が伝わってきました。
苦労の先に、素敵な写真があるのですね。
これからも、お体気をつけて素敵な写真をお願いします。
でも、無理はしないで下さいね。
波頭 睦美

 

 

 

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